2.周辺道路の騒音対策【リフォームQ&A】
2018-08-01

【リフォーム相談プロ】での藤田ハウスの回答をご紹介!
第2回目は、築40年の木造2階建てに住むR様より
『周辺道路の騒音対策』についてのご質問です。
「広い通りに面した家に住んでおり、和室は夜中もトラックが通れば地響きとともに風圧で窓が揺れる。ひとまず防音の二重窓にしてみたが効果は薄い。部屋ごとリフォームするしかない?何かよい方法があれば知りたい。」
藤田ハウスの回答
「2階の場合は床下や天井まで見る必要あり。 」
「音の対策は非常に難しいので、多くの回答が出て欲しいという事もあり先行回答させてもらいます。
仮定1)和室が1階の場合
⇒築40年の状況から、十分な断熱材が入っていない事(もしくは土壁)が考えられます。すでに2重窓にしてあるなら、このお部屋の外部に面する壁を解体して、高性能で柔軟性(吸音力)のある断熱材(例えばセルロースファイバー等)をなるべく厚く入れる。(最低工事金額がある場合もあり高額)この時、既存の壁の内容により解体処分費用も増え金額はさらに大きく変ります。(軽微な断熱材か土壁かでの違いなど)セルロースファイバーの防音性、断熱性は 新築や工場での騒音防止で効果をあげているので、ある一定の期待はしてよいと思います。しかし振動の要因や非工事場所からの伝音などでも差があり、望んだ防音になるかの保証は出来ません。
仮定2)和室が2階の場合
⇒振動の要因も更にウエイトを占めてくると思いますので、お金をかけても伝音が止まるとは更に言い難い状況です。後、床下や天井の防音まで考えなくてはいけません。あくまで、『今までより少し楽になったかな』と言う程度の期待値でお願いします。あまり、参考にならなかったかもしれませんが、音なのか振動なのかの判断も必要だとわかって頂けたらと思います。都市部での施工事例を、ぜひお願いしたいですね。」
以上 いかがでしたか?
断熱材は防音の効果もあるんですね。音の問題はなかなか難しいところではありますが
R様より感謝の言葉と共に「和室は2階で効果が期待されないかもしれないが、やれるだけのことはやってみます」との返答を頂きました。
今後も少しずつ藤田ハウスのリフォーム相談回答例をご紹介します。
お楽しみに♪